●さあ、トレーニングを始めてみよう —痩せ型から細マッチョ①

—痩せ型から細マッチョ①,●さあ、トレーニングを始めてみよう

次は、痩せていて少しは体にメリハリをつけて細マッチョ的な体型になりたい、という方へのアプローチ方法についてです。

痩せていて、という方は基本的に昔から細いままでご飯も普通に食べていても太りにくいという方が多いと思います。またここにおいては、食事の無理なダイエットのみで体重は急激に落ちたけどバランス悪く貧弱になってしまった方なども参考になるかと思います。

以前の項目の「食事について」の中で「痩せ型の人」というものがありました、そこでは元々の体質についてお話をしました。太っている人にとっては痩せているのが悩みって皮肉?っていう人もいるかと思います。

ただ、本当に痩せていてコンプレックスの人にとっては非常に深刻なものでもあるんです、いくら食べても体が大きくならないんです、食事は美味しくいただきたいのにさらに無理してたくさん食べようとするのも苦痛で、かといって無理にでも食べれば体が大きくなるのかというとそうもならないんです。

痩せ過ぎの彼ら彼女らにすると、太っているなら食べる量を減らせばいいでしょ、って逆にそちらの方が簡単だろうって思ってしまうくらいなんです。太っている人にとっては努力して食事をセーブしてもそんな簡単じゃないんだよって言いたくもなりますよね、そうです先にも述べました「体質」というものでみなさん苦労されている部分が多いと思います。

では痩せ型の人はどうしていきましょう。体質的に良くも悪くも脂肪がつきにくい体質ということなのですが、こういう場合は当然脂肪も適度はいいですが過度はやはりよろしくないですし、もしかしたらもともと太らない体質なのだが30代になった頃から体は細いのにお腹まわりにだけがプニョプニョしてだらしない感じになってきている人もいるかと思います。

そこで有効的なのは筋肉を適度につけていくことです。今までチャレンジしてもなかなかうまくいかず断念してきた方も多いと思いますが、これも全てに通ずることなのですがやはりいかに継続的に効率的な適度な運動を普段の生活の中に当たり前のものとしてうまく取り入れていけるかどうかということとなります。

痩せ型の人にとってのメリットは、太っている人より筋肉が少しでもついてきた時の成果が実感しやすいということです。脂肪が少ない分筋肉のラインが見えやすいということです。これはうまく成果が出てくると見た目に実感できてモチベーションも上がると思います。

さて、それではどんなトレーニング方法から始めてみましょうか、ということですね。

ただし、その前に今一度あなたの今までと今の生活スタイルを思い出してみてください。

過去には筋トレチャレンジしたこともあるかと思います、ただ結局その時は結果が出なくて面白く無くなって続かなかった、など。その時の1つの原因で考えられるのは「筋肉つけてみたい」という願望はあったものの「辛いけど無理してやってみよう」というイメージではなかったですか?

それで結果が出ないと、そもそも自分の中で無理をしているという自覚があるので面白くはないですし、少し結果が出ても短期間だから「無理して頑張ってみよう」とチャレンジしたことであれば、少々効果が出てもそこからその「無理をした」「無理をしている」と自覚のある一時的な習慣をその後もずっと続けるのは難しいですよね、そしてそこでただ元の生活に戻ると単純に筋肉はすぐに落ちるしその当時の一時的なもので終わってしまい今に至る・・・、ということではないでしょうか。

そうしますと、やはりここでも肝心なことというのは、先の「肥満からスリムへ」のところでもお話ししました、まずはストレスなく普段の生活の中にいかに運動習慣をうまく取り入れていくかということになります。

そこで、せっかく体型ごとのアプローチとしてお話をしているところではあるのですが、始めてみるアプローチとしては、ここでもまずは先の項目と同様に「ながら」と「1分間トレーニング」から始めていきましょう。

ただし、痩せ型の人は肥満体型の人よりは身長に対しての体重が軽いということですから、下半身トレーニングで推奨してました「ながら」については、ほんのお試し感覚でフォームの確認などができましたら、これも早速1分間タイプの運動で行なってみるようにしましょう、膝などへの負担も少ないのでしっかり腰を落として股関節ストレッチも意識しながらしっかり下半身を鍛えていきましょう。

フォームを意識して最初はゆっくりでいいですが慣れてきましたら正しいフォームで1分間で回数が増えていくのをゲーム感覚で楽しんでみましょう。これは毎日かせめて1日おきで続けてみましょう、わずか1分間ですから。

次は上半身です、こちらも先に紹介しました腕立て伏せもしくは膝立伏せの1分間トレーニングを実践してみましょう。

胸は大きな筋肉なので筋肉がついてくる成果を感じるのには少し時間がかかりますが、補助的に同じくトレーニングとなる上腕三頭筋(力こぶの反対側の筋肉)は比較的早く成果を感じることになると思います、運動を始めた頃も最初は胸よりも腕の方が疲れてしまう傾向になると思いますが、それだけトレーニングできているということです、最終的には胸と腕の筋肉のバランスが取れて胸にもしっかり聞いてくるようになりますので心配は不要です。

ただし最初の頃からしっかり胸を締め上げるイメージで胸の筋肉を意識することは忘れないで下さい。そして上腕三頭筋については続けていくと筋肉のラインが出てくるようになるので成果を感じやすく「やっているぞ感」でモチベーションアップにもなります、これは痩せ型の人の特権ですよ。

これもたったの1分間です、最初は回数よりも胸に効かすようなイメージでフォームをしっかり掴むようにゆっくり行い、フォームをつかめたら後は回数を1回ずつ増えていけるようにゲーム感覚で楽しんで筋肉を追い込んでいきましょう。