●食事について – 体質(痩せ型と肥満型) - 肥満型(前編)

体質(痩せ型と肥満型) 肥満型(前編),食事について

<肥満型の人・前編>

肥満型の人は大きく2つに分かれます。子供の頃から比較的太っていて大人になっても肥満傾向の人。もう一方は昔は痩せていたが、20代に入ってから以降年々太り始めてしまって肥満傾向に至る人です。

まずは子供の頃から今に至るまで肥満傾向の人。子供の頃は特に家族ごとでの生活習慣が基本で、こればかりはおうちそれぞれの生活習慣に子供は従って生活を続けるしかないので、そこは今からどうこう言っても仕方がありません、また遺伝的に家族が大柄の人たちであれば体質的に良くも悪くも摂取したものをよりよく吸収しやすいことなどもあるかもしれません。

そして今現在、もし20代後半やそれ以上の年齢になっているとすると、やはりこれからはより意識しないと、子供時代に特別に運動をしていなかったとしてもそれでも子供・青年期より確実に普通の生活の中での運動量が減っている上に、食事も大人の方がより自由となりますし、いろんな付き合いもあればお酒も美味しいですから肥満へは加速するばかりとなります。

では、昔は痩せていたが20代以降年々肥満になってしまった人。昔は運動部などで体をよく動かしていた人やもしかしたら特に厳しい部活動などしていないけど痩せていた人など過去の経緯はいくつかに分かれる場合があると思います。

ただ、傾向としては同じで、以前にお話ししました摂取と消費のバランスが完全に逆転してしまっていることがほとんどとなります。

大人になるとともに学校などとは違い、特殊な職業でない限りは圧倒的に運動量が減ります。

その上、年々カラダの代謝も減っていきます。

そうすると、先と同じく大人になって食事もより自由度が増しますので油断しているとどこかを境に摂取と消費のバランスが入れ替わり、気がつくとしっかり贅肉が目立つようになってしまっている、しかも運動量も減るがままだとすると筋肉量は落ちるので、カラダ全体のシルエットもより崩れてきてしまいます。

それでは、食事はどのように注意していけば良いのでしょう。

これは、先の2種類どちらの傾向の人であっても基本的な考え方は同じになります。

運動経験の有無などで運動の取り組み部分ではアプローチ方法は違ってはきますが、食事のへの取り組みについては、要はどちらも今肥満状態という点において状況は同じですから考え方・アプローチは基本的に同じです。

そこで、まずここで重要なのは、先ほどはあえて「食事の注意」や「食事の取り組み」という言い方をしましたが、この捉え方が根本的に重要なキーになるということです。

今やいくらでもダイエット本やネットでもたくさんの食事制限方法や専門的な情報が得られます。その中に無茶なものも多く混ざっていたりしますが、それでもいろいろ調べればいくらでも様々な情報は取得できますよね。

ただ、ではどうして今もまだあなたはあなたの理想とする体型には至っていないのでしょうか?

そうです、そりゃ情報の通りやればそれなりの結果は出るのでしょうが、チャレンジしても一時的で終わってしまったり、またわかっちゃいるけど結局なかなか始められない、とか。

さらには、そんなに我慢することをこれから一生続けることなんてできないよ、と、様々なジレンマに陥ってしまっている方がほとんどではないかということなのです。

ですから、まず根本的にこの食事のコントロール自体を、我慢することや注意し必死に取り組まないといけないもの、という概念自体を変えていかないといけないということなのです。

そりゃそうだけど、と言うかもしれませんが、ここが本当に重要なことでダイエットテクニック云々以前の所でまずは考え方・発想の転換が必要なのです。

確かに、今までのように自由に好きなだけと言うわけにはいかないですが、ただ基本的に今あなた自身が少しは変わりたい、と思っている、決して強要されているわけでなく自発的にそう思っているというところ、その気持ちをまずは大切にしてください。そして、いろんなことを我慢して自分が自分でなくなると思うのではなく、少なくとも自分なりに理想とする方向に向かえるように、何とかご自身のライフスタイルの中に無理しすぎない食事のとりかたを取り入れ、少しずつ成果を出して少しずつ理想に近づいていく実感を体験していき、そうできていくことが少しずつの自信となり、気がつくともうそれは無理なことをしているのではなく、ココロも健全でカラダも気持ちいいライフスタイル、それがもう当たり前の生活習慣へと変えてしまいましょう、ということなのです。